さて、「みんなでレッツメークドラマ! 演劇を通して考える人権教育」のどこにどうハマってしまったのか。
楽しかった。そして同時に、とても深い学びがそこにはあった。その2つが、しっかりと両立していた。
楽しい雰囲気が、参加者同士の一体感を作る。そして、その一体感があったからこそ、上っ面ではない、深い所までたどり着けたのだと思う。
僕個人で言えば、今までふだん、表に出て来ていなかったような、表現力や遊び心が、その場ではごく自然に出てきた。
多分、ふだんは、照れがあったり、周りの反応が怖かったりで、ついつい抑えてしまうようなものが、ここでは出ていたのだと思う。そこでは、そういうものを出してもいいという安心感を感じることが出来たのだろう。とても自由な感じがする場だった。
「人権」という、ともすれば重苦しい雰囲気が漂いかねないテーマで、このような楽しさや自由な感覚を味わえるのは、意外な驚きだった。
今まだ受けたどんなワークショップよりも素晴らしいと思ったし、大きな可能性を感じた。
そして、このワークショップのファシリテーター(進行役)を務めていたのが、フィリピン教育演劇協会(PETA)のデッサ・ケサダさんだった。
→ファシリテーターについて
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